フォートナイトで蘇る「あの頃の渋谷」!90年代渋谷駅東口がデジタルツインで体験可能に

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人気バトルロイヤルゲーム『フォートナイト』の世界に、約30年前の渋谷駅東口周辺を忠実に再現したオリジナルマップ「SHIBUYA TAG back to the 90s ―あの頃の渋谷で氷鬼―」が2026年4月27日に公開されます。東急および東急電鉄が手掛けるこのプロジェクトは、単なるゲームマップの追加に留まらず、大規模再開発で変貌を遂げる渋谷の「まちの記憶」をデジタル空間にアーカイブし、世代を超えて共有する画期的な試みとして注目を集めています。

かつて「カマボコ屋根」の愛称で親しまれた旧・東横線渋谷駅や、娯楽・文化の中心だった東急文化会館など、再開発前の渋谷の象徴的な風景が、フォートナイトのゲームエンジン上で精巧に再現されています。当時の渋谷を知る世代には懐かしさを、そして知らない世代には新鮮な発見と学びを提供する、まさに「体験型タイムカプセル」とも言えるコンテンツの登場です。

フォートナイトで蘇る「あの頃の渋谷駅東口」

今回公開される「SHIBUYA TAG back to the 90s ―あの頃の渋谷で氷鬼―」は、2025年現在の渋谷を再現した先行マップ「SHIBUYA TAG ―渋谷鬼ごっこ―」の続編として位置づけられています。舞台となるのは1996年から1997年頃の渋谷駅東口周辺。プレイヤーは、鬼にタッチされると動けなくなる「氷鬼」形式の鬼ごっこを楽しみながら、当時の渋谷の街を探索できます。

フォートナイトのゲーム画面で氷鬼をプレイする様子。タッチされると90年代の携帯電話の石像に変わる。

マップの最大の見どころは、2013年に地下化されるまで多くの人々に利用された旧・東横線渋谷駅の再現度です。東急電鉄に残されていた竣工時の図面を基に、アーチ型の屋根が特徴的な駅舎の外観はもちろん、構内やホーム、券売機、運賃表、自動改札機、電光掲示板、停車駅案内、当時の車両、さらには駅構内の店舗に至るまで、1996~1997年頃の様子が可能な限り忠実に再現されています。

フォートナイトで再現された旧東横線渋谷駅と実物の比較画像

特に注目すべきは、当時の渋谷駅で駅係員として勤務していた東急電鉄の従業員が収録した「再現アナウンス」が流れる点です。現在では廃止された「桜木町」ゆきのアナウンスが聞けるなど、細部にわたるこだわりが、プレイヤーを約30年前の渋谷へと誘います。当時の駅の喧騒や雰囲気を肌で感じられる、まさにタイムスリップしたかのような体験が可能です。

フォートナイトで再現された旧東横線渋谷駅の構内とホーム

また、2003年に閉館し、現在は渋谷ヒカリエが建つ東急文化会館も再現されています。プラネタリウムの球体を戴くシンボリックな外観や、東急百貨店東横店東館との間に建設された跨道橋の内部も忠実に再現されており、当時の渋谷駅東口のランドマークとしての存在感を再認識できます。残念ながら、東急文化会館や東急百貨店東横店東館の内部に入ることはできませんが、外観だけでも当時の賑わいを想像させるに十分な再現度です。

フォートナイトで再現された東急文化会館と実物の比較画像

デジタルツインが繋ぐ過去と未来:まちの記憶を次世代へ

東急および東急電鉄は、「100年に一度」と称される大規模再開発が進行する渋谷において、かつての街の姿を知らない世代が増えている現状を「まちの記憶」の継承における課題と捉えています。このプロジェクトは、単なるゲーム開発ではなく、かつて存在した風景をデジタルツイン上にアーカイブし、当時を知る世代には懐かしさを、当時を知らない世代には新鮮な体験として提供することを目的としています。

ゲームというインタラクティブな媒体を通じて「渋谷が歩んできた道のり」に楽しみながら触れてもらうことで、東急・東急電鉄が最重要拠点としてきた渋谷のまちづくりの取り組みを多くの人々に認知してもらうきっかけとなることを目指しています。デジタル技術を活用したこのような取り組みは、物理的な制約を超えて歴史や文化を共有する新たな方法として、その可能性を広げています。

マップの製作は、現在の渋谷マップに引き続き、『フォートナイト』を活用したオリジナルゲーム開発やZ世代マーケティングを手掛けるスタートアップ企業のtenshabiと連携して行われています。このようなスタートアップ企業との協業は、東急グループが持つリソースと、新興企業の持つ柔軟な発想や技術力を組み合わせることで、より革新的で魅力的なコンテンツを生み出すことに貢献します。公開後も継続的なアップデートが予定されており、今後の展開にも期待が高まります。

この過去渋谷マップは、2026年4月27日から29日にかけて東京ビッグサイトで開催される「SusHi Tech Tokyo 2026」の東急ブースでもお披露目および先行体験が予定されています。イベントに足を運べる方は、一足早く「あの頃の渋谷」を体験できるチャンスです。

体験型タイムカプセルとしての価値:渋谷の変遷と「東横線渋谷駅」

このフォートナイトマップは、単なるエンターテイメントツール以上の価値を持っています。特に、急速な都市開発が進む現代において、失われゆく「まちの記憶」をデジタルで保存し、体験できる形にすることは極めて重要です。

  • ノスタルジーと追体験: 1990年代に渋谷を訪れたことのある人々にとっては、当時の思い出が鮮やかに蘇るでしょう。旧・東横線渋谷駅の「カマボコ屋根」や、東急文化会館のプラネタリウムの球体など、記憶の中の風景をゲーム内で再訪できることは、深い感動を呼び起こすはずです。
  • 歴史学習と文化継承: 若い世代や渋谷の変遷を知らない人々にとっては、このマップが貴重な歴史学習の機会となります。現在の渋谷からは想像もつかないような街の姿や、当時の交通インフラ、文化施設を知ることで、都市開発の背景や街のアイデンティティへの理解を深めることができます。特に「東横線渋谷駅」の地下化は、渋谷の交通網に大きな変化をもたらした出来事であり、その前の姿を体験できるのは貴重です。
  • デジタルアーカイブの可能性: 物理的な建造物が姿を消しても、デジタルツインとしてその姿を未来に残せることは、文化財保護の新たな形を示唆しています。ゲームというインタラクティブなメディアを通じて、誰もが自由にアクセスし、体験できるアーカイブは、従来の資料館や博物館とは異なるアプローチで、歴史や文化を次世代に伝える可能性を秘めています。

誰におすすめ?「フォートナイト 渋谷 90年代」マップの楽しみ方

この「SHIBUYA TAG back to the 90s」マップは、様々な層のプレイヤーに楽しんでもらえるでしょう。

  • フォートナイトの既存プレイヤー: いつもとは一味違う、リアルな街並みを舞台にした鬼ごっこは新鮮な体験となるはずです。
  • 渋谷の歴史や街の変遷に興味がある人: 実際に街を歩くように、当時の渋谷を探索できます。現在の渋谷と比較しながらプレイするのも面白いでしょう。
  • 1990年代の文化に触れたい人: 街の雰囲気や再現されたディテールから、当時の日本の空気感を感じ取ることができます。
  • 親子で一緒に楽しみたい人: 親世代が「昔の渋谷はこうだったんだよ」と語りながら、子どもと一緒にプレイすることで、世代間のコミュニケーションを深めるきっかけにもなります。
  • デジタルアーカイブや都市開発に関心がある人: ゲームが持つ教育的・文化的価値、そしてデジタルツイン技術の応用事例として、深く考察する楽しみもあります。

まとめ:ゲームが拓く「まちの記憶」継承の新たな地平

『フォートナイト』に登場する「SHIBUYA TAG back to the 90s ―あの頃の渋谷で氷鬼―」は、単なるゲームマップの追加にとどまらず、東急が掲げる「まちの記憶」継承という壮大なビジョンを具現化したプロジェクトです。大規模な再開発によって常に変化し続ける渋谷の街において、失われゆく風景をデジタル空間にアーカイブし、ゲームというインタラクティブな形で提供することは、過去と現在、そして未来を繋ぐ新たな架け橋となるでしょう。

このマップは、当時の渋谷を知る人々には懐かしさを、知らない人々には新鮮な発見と学びをもたらし、渋谷という街が歩んできた歴史に触れる貴重な機会を提供します。デジタルツイン技術とゲームの融合が、都市の記憶をどのように未来へと伝えていくのか、その可能性に大いに期待が寄せられます。

「過去渋谷マップ」は、以下のマップコードを入力することで誰でも無料で楽しめます。ぜひ、フォートナイトの世界で「あの頃の渋谷」を体験してみてください。

マップコード:3538-4306-3845

情報元:Gamer

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