MacBook Air M5レビュー:M5チップ、Wi-Fi 7、高速ストレージで堅実進化!「Neo」登場で変わるAirの立ち位置

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Appleのノートブックラインナップにおいて、長らく「多くの人にとって最適な選択肢」とされてきたMacBook Airが、2026年版でM5チップを搭載し、さらなる進化を遂げました。M5チップへの刷新に加え、Wi-Fi 7対応、そしてストレージ速度の劇的な向上など、内部的なアップグレードが施されています。しかし、今回のMacBook Air M5の登場で最も注目すべきは、Appleが新たに投入した低価格モデル「MacBook Neo」の存在です。このNeoの登場により、MacBook Airはこれまでとは異なる立ち位置を確立することになります。

本記事では、MacBook Air M5の具体的な進化点と性能を深掘りしつつ、MacBook Neoの登場がユーザーの選択にどのような影響を与えるのか、「がじぇおた!!」独自の視点で徹底解説します。

M5チップ搭載でパフォーマンスが着実に向上

新しいMacBook Air M5は、M5チップ(10コアCPU / 10コアGPU)を搭載し、前世代のM4モデルから着実にパフォーマンスを向上させています。特にGPU性能とマルチコア処理において顕著な伸びを見せており、3Dレンダリングなどのタスクでその恩恵を感じられるでしょう。

ベンチマークテストでは、M5 AirはM4 Airと比較して、Geekbench 6のCPUマルチコアで約11%増、GPU(Metal)で約37%増という結果を記録しています。これは、日常的な作業はもちろん、写真編集や軽度な動画編集といったクリエイティブなタスクにおいても、より快適な体験を提供するレベルです。

ただし、ファンを搭載するMacBook Pro M5モデルと比較すると、熱設計の差からわずかにスコアが劣る傾向にあります。これはAirの薄型軽量設計を考慮すれば当然のことであり、一般的な用途であればM5 Airの性能で十分以上のパワーを発揮します。

ストレージ速度が2倍以上に!体感速度への影響は?

MacBook Air M5の最も大きな進化の一つが、ストレージの読み書き速度の劇的な向上です。Amorphous Disk Markテストによると、M5 AirのSSDは、前世代のM4 Airと比較して読み書き速度が2倍以上高速化しています。これはAppleが公称する数値と一致しており、M5 MacBook Proと同等の速度を実現しています。

この高速化は、大容量ファイルの転送やコピーをより迅速に行えるだけでなく、RAMが不足した際に発生するスワップメモリの処理速度にも影響します。複数の重いアプリケーションを同時に実行し、メモリを大量に消費するような状況でも、システム全体の応答性を維持しやすくなるため、体感的な快適さに大きく貢献します。

例えば、1,000枚以上の高解像度RAW画像をLightroom Classicにインポートしながら、Premiereで4Kビデオをエクスポートし、さらにSteamでゲームをダウンロードするといった過酷なテストでも、M5 AirはRAMを使い切り、約20GBのスワップメモリを使用しながらも、クラッシュすることなく動作を継続しました。もちろん、このようなヘビーな作業を日常的に行うユーザーにはMacBook Proが推奨されますが、Airの堅牢なパフォーマンスは特筆すべき点です。

変わらない魅力とWi-Fi 7対応

M5 Airは、M4モデルから引き継がれた優れた要素も健在です。明るく色鮮やかなディスプレイ、快適な打鍵感のキーボード、広大な感圧タッチトラックパッド、そしてクラス最高峰の12メガピクセルCenter Stage対応カメラは、ビデオ会議やオンライン学習において高い品質を提供します。15インチモデルに搭載される6スピーカーシステムは、薄型ノートPCとは思えないほどパワフルでクリアなサウンドを実現しています。

さらに、最新のWi-Fi 7に対応したことで、対応するルーター環境下ではより高速で安定したワイヤレス接続が可能となり、将来性も確保されています。

MacBook Neoの登場がMacBook Airの立ち位置を変える

今回のMacBook Air M5の登場で最も重要な変化は、Appleが新たに投入した低価格モデル「MacBook Neo」の存在です。MacBook Neoは、ベースモデルの13インチAirよりも500ドルも安価な500ドル台で提供され、エントリーレベルのMacとして位置づけられています。

これまでMacBook Airは、約1,000ドルという価格帯で「多くの人にとってのデフォルトの選択肢」でしたが、Neoの登場により、その役割の一部をNeoに譲ることになります。MacBook Airは、NeoとMacBook Proの間に位置する「中間の選択肢」として再定義されました。

誰にとって「ちょうどいい」のか?

  • MacBook Neo: 初めてMacを購入するユーザーや、OSアップデートが終了した古いIntel Macからの乗り換えを検討しているユーザー、あるいはウェブブラウジングや文書作成といったライトな用途が中心のユーザーに最適です。
  • MacBook Air M5: Neoでは物足りないが、Proほどのパワーは必要ない、というユーザーに「ちょうどいい」選択肢となります。Adobeアプリでの写真編集や軽度な動画編集など、ある程度のクリエイティブ作業に挑戦したいユーザー、あるいは将来性を見越してより高性能なチップや高速ストレージ、Wi-Fi 7を求めるユーザーに理想的です。
  • MacBook Pro: 日常的に本格的なコンテンツ制作を行うプロフェッショナルや、最高のパフォーマンスを求めるテック愛好家向けです。

Appleのこの戦略は、ユーザーのニーズに合わせて細分化された選択肢を提供することで、より多くの層を取り込むことを目的としています。MacBook Air M5は、この新しいラインナップの中で「万能な一台」としての地位を確立し、多くのユーザーにとって依然として最適な「Goldilocks(ゴルディロックス)ゾーン」のノートPCであり続けるでしょう。

まとめ

2026年版MacBook Air M5は、M5チップによるパフォーマンス向上、Wi-Fi 7対応、そして特にストレージ速度の劇的な高速化という、堅実ながらも重要な進化を遂げました。これにより、M4 Airユーザーがすぐにアップグレードする必要性は低いものの、M1以前のMacユーザーや、M2 Airで性能の限界を感じているユーザーにとっては、魅力的なアップグレードとなるでしょう。

そして、MacBook Neoの登場は、MacBook Airの市場における位置づけを再定義しました。Airはもはやエントリーモデルではなく、Neoからのステップアップ、そしてProへの橋渡しとなる「万能でバランスの取れた中間の選択肢」として、その価値を一層高めています。長期的な利用を見据え、幅広い用途に対応できる高性能なノートPCを求めるユーザーにとって、MacBook Air M5は依然として「ちょうどいい」一台であり続けるでしょう。

情報元:theverge.com

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