Xboxショーケースで注目の『Mudang: Two Hearts』、開発元EVRStudioが破産

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米メディアKotakuの報道によると、2025年のXboxショーケースで大きな注目を集めたステルスアクションゲーム『Mudang: Two Hearts』の開発元である韓国のEVRStudioが、今月初めに破産手続きに入ったことが明らかになりました。これにより、多くのゲーマーが期待を寄せていた同作の発売は、事実上中止となる可能性が高いと見られています。

Xboxショーケースで話題を呼んだ『Mudang: Two Hearts』

『Mudang: Two Hearts』は、2025年のXboxショーケースで初めて発表され、そのリアルなグラフィックと緊張感あふれるステルスアクションで瞬く間にゲーマーの関心を集めました。特に、そのゲームプレイは「韓国版スプリンターセル」と評され、2026年のリリースに向けて大きな期待が寄せられていました。公開されたトレーラーは50万回近く再生され、コメント欄には「素晴らしいミリタリーの雰囲気」「強烈な銃撃戦」「魅力的なキャラクター」といった好意的な意見が多数寄せられていました。

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開発元EVRStudioの破産と背景

しかし、米メディアKotakuが報じたところによると、ソウル破産裁判所の記録により、EVRStudioが6月5日に破産を宣告されていたことが判明しました。2016年に設立されたEVRStudioは、当初は美術館向けのVR展示などを手掛け、その後メタバースコンテンツ開発へと事業を拡大。その技術力を活かしてゲーム開発に進出し、その集大成として『Mudang: Two Hearts』を発表していました。

同社は以前から財政難に直面しており、開発者のレイオフも行われていたと報じられています。パンデミック後、メタバースへの投資熱が冷え込んだことで、資金繰りが悪化し、損失が積み重なったことが破産に至った主な要因とされています。

期待作は「ベイパーウェア」となるのか

今回の破産宣告により、『Mudang: Two Hearts』が実際に完成に近い状態だったのか、あるいは機能するレベルのゲームだったのかについては疑問が残ります。現時点では、他の企業がこのプロジェクトを救済したり、EVRStudioから買い取ったりする動きは見られないため、同作は発表されたものの最終的に発売されない「ベイパーウェア」となる可能性が高いと考えられます。

長らく新作が待たれている「スプリンターセル」シリーズのリメイク版も開発が難航しているとされており、本格的なステルスアクションゲームの開発がいかに困難であるかを改めて示唆する出来事となりました。

【管理人の視点】ゲーム開発の厳しさと期待作の行方

Xboxショーケースという世界的な舞台で発表され、多くのゲーマーがその登場を心待ちにしていた『Mudang: Two Hearts』。その開発元が破産したというニュースは、日本のゲーマーにとっても非常に残念な情報でしょう。特に、「スプリンターセル」のような硬派なステルスアクションは近年数が少なく、このジャンルのファンにとっては貴重な期待作でした。

EVRStudioはVRやメタバースといった当時のトレンド技術を追求してきましたが、最終的にゲーム開発で安定した収益を上げることはできませんでした。これは、韓国ゲーム業界における競争の激しさや、AAAタイトル規模のゲーム開発に必要とされる莫大な資金とそれに伴うリスクの大きさを浮き彫りにしています。華々しい発表の裏側で、資金繰りの問題や市場の変化が開発スタジオの命運を大きく左右するという、ゲーム業界の厳しい現実を改めて認識させられる事例と言えるでしょう。

ショーケースで大々的に発表された作品が、これほど短期間で開発中止の危機に瀕するのは異例であり、ゲーム開発の難しさを改めて痛感させられます。今後のゲーム業界において、このような事態が他のインディーあるいは中規模スタジオにも影響を及ぼす可能性も考慮する必要があるかもしれません。

まとめ

Xboxショーケースで注目を集めたステルスアクションゲーム『Mudang: Two Hearts』の開発元EVRStudioの破産は、ゲーム業界の厳しい現実を象徴する出来事です。華やかな発表の背後には、資金繰りの問題や市場の変化といった多くの課題が存在し、それが開発スタジオの存続を左右します。この一件は、期待される新作が必ずしも日の目を見るとは限らないという、ゲーム開発の不確実性を改めて浮き彫りにしました。

情報元:kotaku.com

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