NCSOFTが開発を進めるPC向けタイムサバイバルシューター『Time Takers(タイムテイカーズ)』の初回クローズドβテスト(CBT)が実施され、その詳細が明らかになりました。本作は、2025年8月の「gamescom Opening Night Live 2025」で発表されて以来、そのユニークなゲームシステムに注目が集まっています。時空を超えて集まった個性豊かな「トラベラー」たちが「タイムエネルギー」を巡り、広大な戦場で激しい争奪戦を繰り広げる本作は、従来のバトルロイヤルシューターとは一線を画す体験を提供します。
本レポートでは、CBTで体験できたゲームの核心である「時間」を巡るシステム、キャラクターごとの固有スキル、そしてチーム連携の重要性について深掘りし、読者の皆様に『Time Takers』の魅力と今後の可能性をお届けします。

「時間」が命運を分ける!『Time Takers』の革新的なバトルロイヤルシステム
『Time Takers』は、3人1組の4チーム、合計12名のプレイヤーが参加する三人称視点のバトルロイヤルシューターです。しかし、その最大の特徴は、各プレイヤーに与えられた「制限時間」が、文字通り「命」となる点にあります。この制限時間がゼロになると、プレイヤーは戦場から強制的に脱落し、チームメイトを置き去りにしてしまいます。そのため、プレイヤーは常に自身の残り時間を意識しながら、戦場を駆け巡る必要があります。
制限時間を増やす方法は複数用意されています。最も直接的なのは、敵プレイヤーを倒してその時間を奪うことです。敵が多くの時間を保有していればいるほど、より多くの時間を獲得できます。また、フィールド上に点在する「タイムエネルギー」を拾い集めることでも時間を延長できます。タイムエネルギーには、獲得量が少ないが頻繁に出現するものと、大量に獲得できるが稀にしか登場しないものの2種類があり、後者を巡る争奪戦は激しいチーム戦へと発展しやすい傾向にあります。さらに、戦場にいるモンスター(NPC)を倒すことでも少量のタイムエネルギーを得られるほか、操作キャラクターのレベルアップにも繋がります。
この「時間」を巡るシステムは、ゲームプレイに独特の緊張感と戦略性をもたらします。たとえ敵に倒されても、残り時間がある限りリスポーンが可能なため、従来のバトルロイヤルでありがちな「一度倒されたら終わり」という絶望感は薄まります。しかし、無計画な戦闘や時間の浪費は、最終的な脱落に直結するため、プレイヤーは常にリスクとリターンを天秤にかける判断を迫られます。このシステムは、単なるキル数だけでなく、いかに効率的に時間を管理し、チームとして生き残るかという、より深い戦略性を要求するのです。

個性豊かな「トラベラー」と戦略を深めるスキル・武器
本作は、キャラクターごとに固有スキルを持つ「ヒーローシューター」の要素も兼ね備えています。CBTでは、合計12名の個性豊かな「トラベラー」と、ロケットランチャーを含む8種類の武器が登場しました。チーム内では同一キャラクター、同一武器の選択は不可となっており、これによりチーム編成の多様性と戦略性が高まります。
トラベラーは、レベルアップに応じて最大3つのスキルを段階的に習得します。これらのスキルは、戦闘を有利に進める上で非常に重要です。例えば、宇宙生物学者の「キャシー」は、地球外生命体「プリン」を使って敵を引き寄せたり、自身と味方の体力を回復させたりできます。一方、侍の「ロクロウ」は、剣で敵を斬りつけたり、自身と味方にステルス効果を与える霧を発生させたりと、全く異なるアプローチで戦況を左右します。特に3つ目に解放されるスキルは強力なものが多く、トラベラーの個性が最も色濃く反映される部分です。
レベリングは、敵プレイヤーやモンスターを撃破することで経験値を獲得する以外に、もう一つのユニークな方法があります。それは、自身の「持ち時間」を経験値に変換するというシステムです。これはリスキーな選択ですが、試合開始直後など、まだ敵との遭遇が少ないフェーズで早期にスキルを解放できれば、その後の戦闘を有利に進める大きなアドバンテージとなります。しかし、チームメイトの残り時間が少ない状況では、レベリングよりも時間を分け与えることが優先されるなど、戦況に応じた柔軟な判断が求められます。

チームの絆が勝利を呼ぶ「リンクシステム」と連携の極意
『Time Takers』において、チームメンバーとの連携は勝利への絶対条件です。その中心となるのが「リンクシステム」です。これは、近くにいるメンバー同士が「35m」以内に近づくと自動的に細い線で結ばれ、様々な恩恵をもたらす画期的なシステムです。
リンクが確立されると、まず獲得したタイムエネルギーがリンクされた仲間にも自動的にシェアされます。これにより、一人がタイムエネルギーを拾えば、チーム全体が恩恵を受けられるため、効率的な時間確保が可能になります。さらに、リンクを通じて自分が持つ時間を仲間に分け与えたり、逆に仲間から時間を受け取ったりすることも可能です。この機能は、特に初心者プレイヤーがデスペナルティで時間を失った際、経験者プレイヤーがサポートできるなど、チーム内の均衡を保ち、全員が最後まで戦い続けられるようにする上で非常に重要な役割を果たします。
また、リンクの線は仲間の位置関係を把握する上でも役立ちます。ゲームスピードが速く、激しい戦闘の中で仲間を見失いやすい状況でも、リンクの線を辿ることでおおよその距離と方角を瞬時に理解できます。ステルススキルを持つトラベラーや、上空に飛び去るトラベラーがいる場合でも、この視認性の高いリンクはシームレスな連携を可能にします。個々のプレイヤースキルも重要ですが、孤立したプレイヤーは常に不利な状況に置かれるため、チームとして固まって行動し、リンクを維持することが本作の基本セオリーと言えるでしょう。
戦場には「ショップ」も設置されており、タイムエネルギーを回収することで貯まる「タイムコイン」を使って、試合中のみ効果が継続するバフ「アプリ」を購入できます。アプリは最大3つまで装備でき、不要なものは売却して買い替えることも可能です。トラベラーのスキルとアプリの組み合わせによって、チームの戦略はさらに多様化し、刻一刻と変化する戦況に対応するための柔軟な選択が求められます。

『Time Takers』はこんなプレイヤーにおすすめ!
『Time Takers』は、従来のバトルロイヤルシューターに新たな風を吹き込む作品として、特に以下のようなプレイヤーに強くおすすめできます。
- 従来のバトロワに飽きて新しい刺激を求めている人:「時間」というリソース管理が加わることで、単なる撃ち合い以上の戦略性と緊張感が味わえます。
- チームプレイと連携を重視する人:リンクシステムや時間シェア機能により、仲間との協力が勝利に直結します。ソロプレイでは味わえない一体感を求めるプレイヤーに最適です。
- スピーディーでダイナミックな展開を好む人:ゲームスピードが非常に速く、常に戦闘が勃発しやすい環境です。メレーアクションのような感覚で、ノンストップのバトルを楽しめます。
- 戦略的な判断とリソース管理が得意な人:持ち時間を経験値に変換するタイミング、アプリの選択、仲間の時間管理など、刻々と変化する戦況で最適な判断を下すことが求められます。
- カジュアルにバトルロイヤルを楽しみたい人:制限時間内であればリスポーンが可能なため、一度のミスで即座に脱落する厳しさが緩和され、気軽に再挑戦できるカジュアルさも持ち合わせています。
まとめ:CBTから見えた未来と今後の展望
『Time Takers』の初回CBTからは、「時間」というユニークなリソース管理と、それを軸にしたハイテンポなバトルロイヤル体験、そして何よりもチーム連携の重要性が強く印象付けられました。個々のプレイヤースキルだけでなく、仲間との意思疎通や相互サポートが勝敗を大きく左右するゲームデザインは、既存のシュータージャンルに新たな可能性を提示しています。
まだCBTの段階であり、今後さまざまなフィードバックを経て、さらにゲームシステムが熟成されていくことでしょう。今回のレポートで紹介したファーストインプレッションは、あくまで初期段階のものであり、正式リリース時には熟達したプレイヤーたちによって新たなセオリーや戦略が確立され、より奥深いゲーム体験が提供されることが期待されます。『Time Takers』が、今後のPCゲームシーンにおいてどのような存在感を示すのか、その動向に注目が集まります。
情報元:GAME Watch

