Canon EOS C50の画像及び主要スペックがリーク

以前から噂されていたCanonのシネマカメラ「EOS C50」の詳細なスペックと画像がCanon Rumorsによって報じられました。
訳したものを以下に記載します。

◼️ 映像制作の常識を覆す?EOS C50の主要スペック

今回リークされた情報によると、EOS C50はCinema EOS Systemの思想を受け継ぎながら、ミラーレスカメラEOS Rシリーズで培われた技術が融合した、全く新しいコンセプトのシネマカメラとなる可能性を秘めています。

以下が、現在判明しているEOS C50の主要スペックです。

  • 7K 60P 内部RAW収録: ポストプロダクションでの高い編集耐性を誇るRAWデータを、外部レコーダーなしで内部収録可能。
    7Kという高解像度は、4K制作におけるトリミングや手ブレ補正の自由度を飛躍的に向上させます。
  • 4K 120P(クロップなし): フルサイズセンサーを活かした、画角の変化がない4Kハイフレームレート撮影に対応。滑らかで印象的なスローモーション映像を、レンズ本来の画角で撮影できます。
  • オープンゲート対応: センサー全体を最大限に活用し、様々なアスペクト比に柔軟に対応。縦動画やシネマスコープサイズなど、多様な納品形式が求められる現代の映像制作において大きなアドバンテージとなります。
  • 3230万画素 静止画撮影 / 最大40コマ/秒連写: シネマカメラでありながら、高画質な静止画撮影能力も備えます。ロケハンや記録用途はもちろん、映像の1フレームを切り出す以上のクオリティを提供します。
  • デュアルCFexpress Type Bカードスロット: 高速なデータ書き込みが可能なCFexpress Type Bカードを2枚使用でき、7K RAWのような大容量データも安定して記録します。
    同時記録やリレー記録にも対応するでしょう。
  • デュアルピクセルCMOS AF II: EOS Rシリーズで絶大な信頼を得ているオートフォーカス技術を搭載。シビアなピント精度が求められるシネマ撮影においても、被写体を正確に捉え続けます。
  • デュアルベースISO: 暗いシーンと明るいシーン、それぞれに最適化されたベースISO感度を持つことで、ノイズを抑えた広いダイナミックレンジを実現します。

◼️ EOS C50が切り拓く新たな映像表現の可能性

これらのスペックから見えてくるのは、キヤノンが「EOS C50」に込めた、映像制作のワークフローを革新しようという強い意志です。

特に「7K 内部RAW収録」と「クロップなし4K 120P」の両立は、これまでハイエンドクラスのシネマカメラでしか実現できなかった領域です。
小規模プロダクションやワンマンオペレーションの映像制作者でも、最高品質の映像を効率的に制作できる環境が整うことになります。

また、RFマウントの採用により、高画質なRFレンズ群が使用できる点も大きな魅力です。
EFレンズもマウントアダプターを介して使用できるため、既存のレンズ資産を有効活用できるでしょう。

◼️ シネマカメラ市場に衝撃を与える一台となるか

コンパクトなシネマカメラということで、EOS C50はSONY FX2に真っ向勝負するカメラになるかと思っていたのですが、大きく上回るスペックを搭載してきましたね。
EOS R5 CやR5 Mark IIなどで、高解像度の分野ではCanonは他メーカーよりも一歩先を行っているイメージなので、シネマカメラ業界でも主権を握れるでしょうか。

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