Appleが新たに投入した低価格ノートPC「MacBook Neo」が、PC業界に大きな波紋を広げています。ASUSの幹部が、この製品がPC業界全体に「衝撃」を与えていると公に認めました。
MacBook Neoの価格とASUS幹部の見解
MacBook Neoは米国でわずか599ドルから、学生向けにはさらに低価格の499ドルから提供されています。これまでのApple製品のプレミアムな価格設定を考えると、このような手頃な価格帯での製品投入は市場にとって異例の出来事です。
ASUSの最高財務責任者(CFO)であるニック・ウー氏は、決算説明会の中で「Appleの歴史的に非常にプレミアムな価格設定を考えると、これほど手頃な製品を投入したことは、市場全体にとって間違いなく衝撃だ」と述べました。
公式情報:ASUSTEK COMPUTER INC. (ASUUY) Q4 2025 Earnings Call Transcript
ウー氏は、MacBook Neoが8GBのRAMなど一部のスペックが限定的であるため、特定のアプリケーションの使用に影響が出る可能性を指摘しています。また、AppleがMacBook Neoを「コンテンツ消費」に特化したデバイスとして位置付けている可能性も示唆しました。
「もちろん、すべての作業ができないわけではないが、ユーザー体験やハードウェアの制限を考慮すると、その体験は主流製品とは大きく異なると思う」とウー氏は語っています。
実際のレビューとPC業界の反応
しかし、MacBook Neoのレビューでは、ウー氏の懸念とは裏腹に、そのパフォーマンスが高く評価されています。多くのレビュアーが、DaVinci Resolveでの4Kビデオ再生、Final Cut Proでの編集、Adobe Lightroomでの写真編集、Google Chromeでの多数のタブ使用など、様々なタスクを問題なくこなせることを報告しています。
ウー氏も、MacBook Neoの登場をPC業界が「非常に真剣に」受け止めていることを認めました。Microsoft、Intel、AMDといった上流ベンダーを含むすべてのPCベンダーが、この製品にどう対抗するかを真剣に議論しており、今後、Appleに対抗する製品を投入するだろうと述べています。
今後の市場競争の行方
ウー氏は、MacBook NeoがPC市場に与える最終的な影響については、まだ予測が難しいとしています。「最終的な市場競争の結果は予測が難しい。もう少し時間が必要だ」とコメントし、今後の動向を注視する姿勢を示しました。
MacBook Neoの発売が本格化する中、PC業界における競争の火蓋はすでに切られたと言えるでしょう。

