アメリカのサイバーセキュリティ庁(CISA)で、内部は大混乱?
アメリカのサイバーセキュリティ・インフラストラクチャ・セキュリティ庁(CISA)の内部で、なんとも奇妙でカオスな出来事が起きているようです。Politicoの匿名情報源によると、CISAの現役職員たちが、まるでコメディドラマのような状況に陥っているとのこと。
混乱の発端は、機密情報へのアクセス要求?
事の発端は、CISAの副長官であり、実質的なトップでもあるマドゥ・ゴッタムッカラ氏が、ある極秘の諜報プログラムに関する情報にアクセスしようとしたことから始まります。このプログラムは、他の連邦諜報機関からCISAに共有されたもので、非常にセンシティブなものだったようです。
CISAのベテラン職員たちは、ゴッタムッカラ氏に、よりアクセスしやすい情報で業務は十分であること、そして深入りは避けるべきだと助言したそうですが、彼は聞く耳を持たなかったとのこと。
ポリグラフ(嘘発見器)テストを巡る奇妙な展開
ゴッタムッカラ氏の最初の情報アクセス要求は拒否されました。しかし、その後、別の関係者が異動したタイミングで、ゴッタムッカラ氏が署名した2度目の要求が承認されたそうです。
ところが、この承認がきっかけで、ゴッタムッカラ氏はなんとポリグラフテスト(嘘発見器)を受けるように指示されたというのです。テレビドラマのような展開ですが、連邦政府では情報漏洩対策としてポリグラフテストが頻繁に使われているものの、その証拠能力は限定的です。
テストは「非公認」?職員6名が停職処分に
さらに驚くべきことに、このポリグラフテストは、CISAの職員たちが主導して設定されたものだったようですが、国土安全保障省(DHS)はこのテストを「非公認」と判断したとのこと。Politicoによると、テストの設定に関わったとされる6名の職員が管理職停止処分を受け、機密情報へのアクセスも一時停止されたそうです。
DHSのスポークスパーソンは、「職員たちが、ゴッタムッカラ氏を不必要にテストを受けさせるよう仕向けた」という見方を示しており、もしこれが事実なら、CISA内部の深刻な対立と混乱を物語っています。
まとめ
アメリカのサイバーセキュリティの最前線を担うはずのCISAで、このような「ポリグラフ・ゲート」とも呼ぶべき騒動が起きているとは、なんとも穏やかではないニュースですね。この混乱が、今後のアメリカのサイバーセキュリティ体制にどのような影響を与えるのか、注視していく必要がありそうです。

