Canon C50 ファームウェアv1.4.1公開:デジタルズームや外部制御を強化

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米メディアCanon Rumorsの報道によれば、Canonはシネマカメラ「Canon Cinema EOS C50」向けにファームウェアバージョン1.4.1を公開しました。この大規模なアップデートにより、デジタルズームの操作性向上やUSB接続を介した外部デバイスからのカメラ制御機能が追加され、撮影現場でのワークフローが大幅に改善される見込みです。

主な新機能と機能強化

今回のファームウェアアップデートv1.4.1では、ユーザーからの要望に応える形で多岐にわたる機能が追加・強化されています。特に注目すべきは、撮影時の表現の幅を広げるデジタルズームの改善や、リモート操作の利便性を高める外部制御機能です。

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デジタルズームの操作性向上

デジタルズームの速度設定に「イーズイン/イーズアウト」機能が追加されました。この設定を「オン」にすることで、デジタルズームの開始時と終了時の動きがより滑らかになり、映像表現の質を高めることが可能です。これにより、急なズームイン・アウトによる不自然さを軽減し、プロフェッショナルな映像制作をサポートします。

USB経由での外部制御機能

電源スイッチが「VIDEO」に設定され、カメラモードになっている場合、USB接続を介して外部デバイスから以下のカメラ機能を操作できるようになりました。

  • 録画の開始/停止
  • ワンショットAF(オートフォーカス)
  • マニュアルフォーカス調整
  • アイリス(絞り)
  • シャッタースピード
  • ISO感度

この機能強化により、ジンバルに搭載した状態や遠隔地からの操作など、様々な撮影環境での柔軟性が向上します。

SRTプロトコルストリーミングの安定化

SRTプロトコルを用いたストリーミング中に接続が失われた場合、自動的に再接続を試みる機能が追加されました。これにより、ライブ配信などでの接続安定性が向上し、中断のリスクを低減できます。再接続の試行時間は「SRT: Reconnection Timeout」設定で指定可能です。

再生時のビューアシスト対応

以前のファームウェアでは再生時に適用できなかったビューアシスト機能が、今回のアップデートで適用・調整可能になりました。これにより、撮影した映像をカメラ本体で確認する際に、LUT(ルックアップテーブル)を適用した状態でプレビューできるため、ポストプロダクションでの仕上がりをより正確にイメージしやすくなります。

CVプロトコル伝送方法の拡張

CVプロトコルにおいて、ブロードキャストおよびマルチキャスト(同一セグメント内のみ)の伝送方法がサポートされました。これにより、ネットワーク環境下での映像伝送の選択肢が広がり、より多様なシステム構築に対応できます。

ルックファイル登録機能の改善

ルックファイルを登録する際、そのルックファイル内の記述を参照し、カスタムピクチャー設定に反映させることが可能になりました。これにより、ルックファイルの管理と適用がより直感的になります。

その他運用面の改善

  • カメラの水平状態を示すレベルインジケーターの色が、水平時に変更されるようになりました。
  • 通信設定メニューが追加され、OpenLensIO-Equiv. Modelを選択できるようになりました。

修正された主な不具合

今回のファームウェアアップデートでは、いくつかの重要な不具合も修正され、カメラの信頼性と安定性が向上しています。

  • 特定のCFexpressカードがカメラ内でフォーマットできない場合がある問題が解消されました。
  • 「スロー&ファストモーション」記録モードでフレームレートが24P未満、かつ「シャッターマニュアル」が「角度」で180.00°以下の設定時に、デジタルISメタデータが正しく出力されない場合がある問題が修正されました。
  • USB接続時にスマートフォンがカメラを認識しない場合がある問題が修正されました。
  • 全体的な動作安定性が向上しました。

【管理人の視点】日本のユーザーにとっての意味

Canon Cinema EOS C50は、フルフレームセンサーを搭載したコンパクトなシネマカメラとして、日本の映像クリエイターや小規模プロダクションからも注目を集めています。今回のファームウェアアップデートは、特に撮影現場での実用性とワークフローの効率化に大きく貢献するでしょう。

「イーズイン/イーズアウト」機能の追加は、デジタルズームを多用する撮影において、より洗練された映像表現を可能にします。また、USB経由での外部制御機能の強化は、ジンバルやクレーン、ドローンなどを用いた撮影で、カメラ本体に直接触れることなく設定変更や録画操作ができるため、撮影の自由度と効率が格段に向上します。これは、限られた人数で撮影を行う日本の映像制作現場において、非常に有益な改善点と言えます。

さらに、再生時のビューアシスト対応は、撮影直後にLUTを適用した映像を確認できるため、現場での色味チェックやクライアントへの確認作業がスムーズになります。これは、一部のユーザーから強く要望されていた機能であり、Canonがユーザーフィードバックに真摯に応えた結果と言えるでしょう。SRTプロトコルストリーミングの安定化も、昨今増加しているライブ配信やリモートプロダクションの需要に応えるものであり、C50の活躍の場を広げることにつながります。

全体として、今回のアップデートはCanon C50の基本性能を底上げし、より幅広いプロフェッショナルな映像制作ニーズに応えるものとなっています。

こんな人におすすめ

  • Canon C50の操作性やワークフローを改善したい映像クリエイター
  • 外部デバイスからのカメラ制御を頻繁に行う撮影現場のプロフェッショナル
  • ライブストリーミングやリモート撮影でCanon C50を活用しているユーザー

まとめ

Canon Cinema EOS C50のファームウェアバージョン1.4.1は、デジタルズームの滑らかな操作、USB経由での外部制御機能の拡張、再生時のビューアシスト対応など、多岐にわたる新機能と改善点を含んでいます。これにより、撮影現場での利便性と柔軟性が大幅に向上し、映像クリエイターの表現の幅を広げることが期待されます。Canonがユーザーの声を反映し、製品の価値を継続的に高めている姿勢がうかがえるアップデートと言えるでしょう。

情報元:Canon Rumors

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