Windows 11の最新メディアプレーヤー、旧版より性能低下か?メモリ消費と再生速度に課題

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MicrosoftがWindows 11向けに提供しているモダンなメディアプレーヤーが、約17年前の旧バージョンと比較して性能面で劣るという指摘が米メディアDigital Trendsによって報じられています。特にメモリ使用量とローカル動画ファイルの読み込み速度において、旧来のWindows Media Playerに及ばない点が問題視されており、一部のユーザーからは不満の声が上がっています。

最新版メディアプレーヤーの機能改善点

最近公開されたWindows 11メディアプレーヤーのInsider Previewアップデート(バージョン11.2605.14.0)では、いくつかの実用的な改善が加えられています。主な更新内容は以下の通りです。

  • キャプションスタイルの同期: Windowsのシステムキャプション設定に準拠するようになり、フォントサイズや色、背景などをOS側で調整可能になりました。
  • メディアライブラリのスキャン表示: 新しいメディアライブラリをスキャンする際に、インデックス作成バナーが表示されるようになり、コンテンツが表示されない理由が分かりやすくなりました。
  • ファイル認識とエラーメッセージの改善: 再生エラーを減らすためにファイル認識機能が向上し、コーデックが不足している場合のメッセージがより明確になりました。
  • その他の修正: 名前のないプレイリストのブロック、再生キュー編集時のクラッシュ修正、視覚的な問題の改善なども行われています。

これらの機能強化は、Windows 11の標準メディアプレーヤーとしての使い勝手を向上させるものと期待されています。

ユーザーが直面する主な不満点

しかし、上記の改善にもかかわらず、ユーザーからは主要な不満点が指摘されています。特に以下の2点が大きな問題として挙げられています。

メモリ使用量の増加と再生速度の低下

Windows Latestのテスト結果によると、モダンなWindows 11メディアプレーヤーはアイドル時に約377MBのRAMを使用するのに対し、従来のWindows Media Playerは約103.4MBでした。これは、最新版が旧版の3倍以上のメモリを消費していることを示しています。また、ローカルの動画ファイルを開く速度も、約17年前のバージョンよりも遅いことが確認されています。現代のソフトウェアとしては、基本的な動画再生機能において旧バージョンに劣るパフォーマンスは、ユーザーエクスペリエンスを大きく損ねる要因となります。

HEVCコーデックの有料化とAC-3サポートの削除

もう一つの大きな問題は、HEVC(H.265)コーデックの扱いです。iPhoneや多くのAndroidデバイスで一般的なHEVC形式の動画ファイルをWindows 11のメディアプレーヤーで再生するには、Microsoft Storeから0.99ドル(約150円)の「HEVCビデオ拡張機能」を購入する必要がある場合があります。HEVCは特許ライセンスに関連しており、Microsoftがロイヤリティを考慮する必要があるためとされていますが、ユーザーにとっては追加費用が発生することへの不満が募ります。さらに、Windows 11バージョン24H2では、Dolby Digitalオーディオ再生に影響を与える可能性のあるAC-3サポートが内蔵機能から削除されたことも報じられています。

【管理人の視点】日本のユーザーへの影響と代替策

Windows 11の標準メディアプレーヤーのパフォーマンス低下と有料コーデックの問題は、日本のユーザーにも直接的な影響を及ぼす可能性があります。特に、スマートフォンで撮影した動画をPCで再生する機会が多いユーザーにとっては、HEVCコーデックの有料化は煩わしい追加コストとなるでしょう。

多くのWindowsユーザーは、標準のメディアプレーヤーに頼らず、VLC Media PlayerやMPVといった無料の代替ソフトウェアを利用しているのが現状です。これらのサードパーティ製プレーヤーは、HEVCを含む多様な動画フォーマットを無料で再生でき、優れたパフォーマンスを提供します。そのため、もしWindows 11のメディアプレーヤーで不便を感じる場合は、これらの代替ソフトの導入を検討することが賢明です。

Microsoftが標準アプリとして提供するメディアプレーヤーには、より高速で軽量、そして有料コーデックへの依存を減らす改善が求められます。今後のアップデートで、これらのユーザーからのフィードバックが反映され、より使いやすいメディアプレーヤーへと進化することを期待したいところです。

まとめ

Windows 11の最新メディアプレーヤーは、キャプション機能の改善やファイル認識の向上など、いくつかの点で進化を遂げています。しかし、メモリ使用量の増加やローカル動画ファイルの読み込み速度の低下、そしてHEVCコーデックの有料化といった問題がユーザーの不満を招いています。これらの課題を克服し、より快適なメディア再生体験を提供するためには、Microsoftによるさらなる最適化と改善が不可欠です。ユーザーはVLC Media Playerなどの無料代替ソフトを活用しつつ、今後のアップデートに注目する必要があるでしょう。

情報元:digitaltrends.com

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