Viltroxレンズ「EVO 75mm F1.8」「90mm F2.2」徹底比較レビュー:APS-C向け望遠単焦点の選び方

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この記事のポイント

  • ViltroxのAPS-C用望遠単焦点レンズ「EVO 75mm f/1.8」と「EVO 90mm f/2.2」は、光学性能とビルドクオリティが非常に近い。
  • どちらのレンズも開放F値から優れたシャープネスを発揮し、美しいボケ味と良好な逆光耐性を実現。
  • 価格差と焦点距離の好みで選択が分かれるが、PetaPixelのレビューアは75mm f/1.8を推奨。

米メディアPetaPixelは、Viltroxが新たに発表したAPS-Cミラーレスカメラ向け望遠単焦点レンズ「EVO 75mm f/1.8」と「EVO 90mm f/2.2」の詳細な比較レビューを公開しました。この2本は焦点距離と開放F値が近いことから、どちらがより優れた選択肢となるのかを検証。結果として、両レンズは多くの点で驚くほど似通った性能を持つことが明らかになりました。

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Viltrox EVOシリーズ:APS-C向け望遠単焦点レンズの登場

Viltroxは、手頃な価格で高性能なレンズを提供するEVOシリーズに、APS-Cフォーマット対応の望遠単焦点レンズ2機種を追加しました。これらはSony Eマウント、Nikon Zマウント、Fujifilm Xマウント向けに展開され、特に望遠域の選択肢が限られているAPS-Cユーザーにとって注目すべき存在です。

価格は「EVO 75mm f/1.8」が約330ドル、「EVO 90mm f/2.2」が約380ドルと設定されており、いずれも多くの予算に収まる範囲で提供されます。

堅牢なビルドと使いやすい操作性

両レンズは、コンパクトながら堅牢な作りが特徴です。どちらも58mmのフィルター径を採用し、防塵防滴に配慮したゴムガスケットによるシーリングが施されています。ファームウェアのアップデートにはUSB-Cポートが利用可能です。

サイズと重量もほぼ同じで、Xマウント版は約320グラムと軽量。絞りリングはクリック感があり操作しやすいものの、動画撮影で便利なデクリックモードは搭載されていません。AF/MF切り替えスイッチとカスタマイズ可能なボタンはSony EマウントおよびNikon Zマウントモデルに搭載されていますが、Fujifilm Xマウントモデルでは省略されています。

驚異的なシャープネスと美しい描写

開放から優れた解像度

PetaPixelのレビューによると、両レンズの最も印象的な点はそのシャープネスです。開放F値から非常にクリアで詳細な描写を実現し、わずかなコントラストの低下が見られる程度です。絞り込むことでコントラストは回復しますが、開放でのシャープネスも非常に優れています。画像の四隅まで良好な解像度を保っており、APS-Cセンサー用レンズとしては最高クラスの光学性能を誇ると評価されています。

スムーズで静かなオートフォーカス

両レンズにはSTM(ステッピングモーター)が採用されており、オートフォーカスはスムーズかつ十分に静かです。動画撮影中にモーター音が気になることはほとんどなく、顔や瞳検出機能との連携も良好で、大きな迷いや停止は見られなかったと報告されています。

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Viltrox EVO 90mm f/2.2

滑らかなボケ味と優れた色収差補正

ボケ味は両レンズともに滑らかで心地よく、玉ねぎ状のリングパターンや強いシャボン玉効果は見られません。広角側では特徴的な猫の目のようなボケが見られますが、F4まで絞ると75mmは完全に円形を保つのに対し、90mmはわずかに口径食が見られるとのことです。

軸上色収差(LoCA)についても、Viltroxは優れた補正を実現しており、ほとんど問題にならないレベルに抑えられています。

良好な逆光耐性

逆光条件下での撮影においても、両レンズは高いパフォーマンスを発揮します。太陽を直接フレームに入れてもコントラストがよく維持され、ゴーストも最小限に抑えられています。わずかなゴーストが対角線上に現れることがありますが、絞り込んでも悪化することはありません。ポートレート撮影などで意図的にフレアを活かす場合を除けば、非常に優れた逆光耐性を持っていると言えるでしょう。

75mmと90mm、どちらを選ぶべきか

PetaPixelのレビューアは、両レンズの性能が非常に似ているため、選択の決め手は「焦点距離の好み」になると結論付けています。レビューア自身は、より広角な75mmの画角と、わずかに明るいF値、そして低価格である点を理由に75mm f/1.8を推奨しています。

一方、90mm f/2.2はより強い圧縮効果が得られるため、被写体との距離を保ちつつタイトなフレーミングをしたい場合に有利です。どちらを選んでも、その光学性能にはきっと満足できるだろうと述べています。

競合製品との比較

Fujifilmユーザーにとっては、純正の「XF 90mm f/2 R LM WR」が競合として挙げられます。このレンズも優れた描写と美しいボケ味を持っていますが、ViltroxのEVOシリーズに比べて大きく、重く、高価です。

Nikon ZマウントとSony EマウントのAPS-Cカメラユーザーにとっては、望遠単焦点レンズの選択肢が非常に限られています。ViltroxのEVOシリーズは、これらのマウントのAPS-Cユーザーにとって、手頃な価格で高性能なレンズを手に入れる貴重な機会となるでしょう。

【管理人の視点】日本のAPS-Cユーザーにとっての価値

Viltroxの「EVO 75mm f/1.8」と「EVO 90mm f/2.2」は、日本のAPS-Cミラーレスカメラユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。国内でもViltrox製品は正規代理店を通じて広く流通しており、比較的容易に入手可能です。PetaPixelが報じたドル価格から推測すると、日本円でも手頃な価格帯で提供される可能性が高く、コストパフォーマンスの高さが際立ちます。

特に、ポートレート撮影や背景を大きくぼかしたいスナップ撮影において、これらのレンズは大きな力を発揮します。開放F値から得られるシャープな描写と美しいボケ味は、作品の質を一段と高めてくれるはずです。富士フイルムのXマウントでは純正の「XF 90mm f/2 R LM WR」という優れた選択肢がありますが、ViltroxのEVOシリーズは、よりコンパクトで安価に同等の光学性能を享受したいユーザーにとって、有力な代替品となり得ます。ただし、富士フイルム版ではAF/MFスイッチやカスタマイズボタンが省略されている点には注意が必要です。

また、Nikon ZマウントやSony EマウントのAPS-Cカメラを使用しているユーザーにとっては、純正レンズのラインナップに望遠単焦点が少ない現状を考えると、ViltroxのEVOシリーズは待望の高性能レンズと言えるでしょう。フルサイズ用レンズをAPS-C機で使うよりも、APS-C専用設計のレンズの方がコンパクトでバランスが良く、システム全体の取り回しが向上するというメリットもあります。

こんな人におすすめ

  • APS-Cミラーレスカメラで高品質な望遠単焦点レンズを探している人
  • ポートレートや背景を美しくぼかした写真を撮影したい人
  • 手頃な価格で優れた光学性能を持つレンズを求める人

まとめ

Viltroxの新型APS-C用望遠単焦点レンズ「EVO 75mm f/1.8」と「EVO 90mm f/2.2」は、その価格からは想像できないほどの高い光学性能と堅牢なビルドクオリティを兼ね備えています。PetaPixelのレビューでは、両レンズの性能差はごくわずかで、最終的な選択は焦点距離の好みによると結論付けられています。特にAPS-Cミラーレスカメラのユーザーにとって、これらのレンズはポートレートやスナップ撮影の幅を広げる、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

情報元:PetaPixel

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