人気メッセージングアプリWhatsAppが、iOS版において新たなプライバシー機能として「一度だけ表示可能なテキストメッセージ」の開発を進めていると、米メディア9to5Macが報じています。これは、既に写真や動画で提供されている「一度だけ表示」オプションをテキストメッセージにも拡大するもので、ユーザーのプライバシー保護をさらに強化する可能性があります。
WhatsAppに新たな「一時的なメッセージ」機能が追加へ
WhatsAppは以前から、メッセージが一定時間後に自動的に消える「消えるメッセージ」機能を提供しており、24時間、7日間、90日間といったタイマー設定が可能です。最近のベータ版では、メッセージが一度読まれた後に消滅する「読んだら消える」オプションも追加される見込みであることが明らかになっています。
今回、新たに開発が報じられたのは、写真や動画、音声メモで既に利用できる「一度だけ表示」機能をテキストメッセージにも適用するものです。この機能が実装されれば、送信されたテキストメッセージは受信者が一度開くと、その後はアクセスできなくなります。
「一度だけ表示」テキストメッセージの詳細
WABetaInfoの報告によると、この新機能はチャットバーでメッセージを入力した後、送信ボタンを長押しすることで「一度だけ送信」オプションを選択できるようになる見込みです。これにより、受信者はメッセージを一度だけ閲覧することが可能で、その後はメッセージが消滅し、再閲覧ができなくなります。
この機能は、個別のチャットだけでなくグループチャットでも利用可能となる予定です。ただし、ブロードキャスト通信の性質上、チャンネルでは利用できないとされています。現在、テキストを一度だけ共有したいユーザーは、テキストを画像に変換して「一度だけ表示」メディアとして送信するなどの回避策を用いていますが、この新機能が導入されれば、より手軽に利用できるようになるでしょう。
現時点では、この機能はまだ開発段階にあり、ベータテスター向けにも提供されていません。しかし、近い将来、一部のWhatsApp TestFlightユーザーから段階的に利用可能となり、その後、より広範なユーザーへの展開が進むと予想されています。
【管理人の視点】日本のユーザーにとってのWhatsAppのプライバシー機能
日本市場においてWhatsAppは、LINEなどの国内メッセージアプリと比較すると利用者が少ない傾向にあります。しかし、ビジネスシーンでの海外とのやり取りや、プライバシー意識の高いユーザー層からは一定の支持を得ています。今回の「一度だけ表示」テキストメッセージ機能は、日本のユーザー、特に機密性の高い情報をやり取りするビジネスパーソンや、プライベートな会話における情報漏洩リスクを懸念する人々にとって、非常に有用な選択肢となるでしょう。
例えば、一時的なパスワードや個人情報、会議の議事録など、永続的に残したくない情報を共有する際に、この機能は大きな安心感をもたらします。また、スクリーンショットなどの二次的な情報拡散に対する対策がどの程度施されるかにも注目が集まります。もし、スクリーンショットを検知・通知する機能が組み込まれれば、さらにプライバシー保護のレベルが高まり、日本のユーザーにとっても魅力的な機能となるはずです。
LINEなど国内の主要メッセージアプリでも同様の機能が提供されていますが、グローバルスタンダードであるWhatsAppがこの機能を強化することで、メッセージングアプリ全体のプライバシー保護機能の底上げに繋がる可能性も考えられます。
まとめ
WhatsAppがiOS版で開発を進めている「一度だけ表示可能なテキストメッセージ」機能は、ユーザーのプライバシー保護と利便性を大きく向上させる可能性を秘めています。写真や動画で培われた一時的なメッセージングの概念がテキストにも適用されることで、より安心して情報を共有できる環境が提供されることでしょう。今後のベータテストの動向と、正式なリリース時期に注目が集まります。
情報元:9to5mac.com

