GODOXから、写真撮影のワークフローを革新する新製品、コンパクトなカメラフラッシュ「iT32」と、そのホットシューを兼ねるマグネット着脱式ワイヤレストリガー「X5」が2026年4月10日より販売開始されます。この新しいシステムは、特に複数のカメラブランドを使用するフォトグラファーにとって、フラッシュ撮影の常識を覆す可能性を秘めています。単なる高性能フラッシュに留まらず、そのモジュラー式デザインとクロスブランド互換性が、撮影現場での自由度と効率性を大きく向上させるでしょう。
GODOX iT32:コンパクトながらパワフルなカメラフラッシュ
「iT32」は、ガイドナンバー18というコンパクトなボディからは想像できないほどのパワフルな発光性能を誇るカメラフラッシュです。GODOX独自の2.4GHzワイヤレス「X」システム受信機能を内蔵しており、別売りの「X5」ワイヤレストリガーと組み合わせることで、オンカメラだけでなくオフカメラでもTTLフラッシュとして機能します。

操作性においても、iT32は現代のニーズに応える設計がなされています。直感的な操作を可能にするタッチスクリーン式液晶ディスプレイを搭載し、主要なフラッシュ設定情報や接続されたX5のバージョン(キヤノン用、ニコン用など)、バッテリー残量、充電状態、ワイヤレス情報などを一目で確認できます。さらに、物理ボタンやダイヤルも備わっているため、タッチ操作と合わせてスムーズな設定変更が可能です。
フラッシュとしての基本性能も充実しています。縦横に角度調整可能なフラッシュヘッドは、バウンス撮影の自由度を高めます。内蔵されたリフレクターとディフューザーは、光の質を素早く調整するのに役立ちます。また、利便性の高いUSB-C充電に対応し、外出先での充電も容易です。光量調節可能なモデリングランプ(フラッシュ発光時のオン・オフも可能)は、ライティングのシミュレーションに貢献し、1/128までの調光範囲は繊細な光のコントロールを可能にします。
X5ワイヤレストリガー:複数メーカー対応の画期的な互換性
iT32の最大の特徴を最大限に引き出すのが、マグネット着脱式のワイヤレストリガー「X5」シリーズです。このX5は、iT32のためのホットシューを兼ねており、キヤノン、ニコン、ソニー、富士フイルム、OM/パナソニックといった主要カメラメーカーの各TTLシステムに対応しています。

これにより、例えばキヤノンとソニーのカメラを両方使用しているフォトグラファーは、X5の対応モデルをそれぞれ用意するだけで、1台のiT32フラッシュを両方のカメラでTTL撮影に活用できるという画期的なメリットを享受できます。これは、機材投資の効率化と、撮影現場での機材管理の簡素化に大きく貢献するでしょう。
X5は、GODOXの2.4GHzワイヤレス「X」システムの中核を担う存在でもあります。iT32とX5の組み合わせは、通常のクリップオンフラッシュとして機能するだけでなく、マスターユニットとして複数のGODOXフラッシュを同時にコントロールする能力も持ち合わせています。ワイヤレス通信範囲は最大80m(iT32とX5を離して使用する場合は最大20m)と広く、多様な撮影シーンに対応します。X5の充電はiT32に接続された状態で行われ、充電状況はiT32のモニター画面に表示されるため、バッテリー管理も容易です。
価格と発売日:手軽に導入できる新システム
GODOX iT32とX5シリーズは、2026年4月10日より販売が開始されます。希望小売価格は以下の通りです。
- iT32 カメラフラッシュ: 税込16,500円
- X5 C ワイヤレストリガー キヤノン用: 税込4,180円
- X5 N ワイヤレストリガー ニコン用: 税込4,180円
- X5 S ワイヤレストリガー ソニー用: 税込5,060円
- X5 F ワイヤレストリガー 富士フイルム用: 税込4,180円
- X5 O ワイヤレストリガー OM/パナソニック用: 税込4,180円
また、iT32とX5がセットになったトリガーキットも用意されており、初めて導入するユーザーにとって非常に魅力的な価格設定となっています。
- iT32+X5 C トリガーキット キヤノン用: 税込19,800円
- iT32+X5 N トリガーキット ニコン用: 税込19,800円
- iT32+X5 S トリガーキット ソニー用: 税込20,680円
- iT32+X5 F トリガーキット 富士フイルム用: 税込19,800円
- iT32+X5 O トリガーキット OM/パナソニック用: 税込19,800円
フラッシュ本体とトリガーを合わせても2万円前後という価格は、高性能なTTL対応フラッシュシステムとしては非常に手頃であり、多くのフォトグラファーが導入を検討しやすいでしょう。
主要スペック一覧
iT32とX5の主な仕様は以下の通りです。

- ワイヤレスシステム: 2.4GHzワイヤレス受信(GODOX「X」ワイヤレスシステム送信機能内蔵のトリガーおよびフラッシュ)
- 対応TTL: キヤノン(C)、ニコン(N)、ソニー(S)、富士フイルム(F)、OM/パナソニック(O)
- フラッシュモード: TTL/マニュアル/マルチ
- ガイドナンバー: GN18(m/ISO100)
- 閃光時間: 1/1000s~1/30000s
- 出力調整: 1/128~1/1
- マルチフラッシュ: 最大100回/100Hz
- シンクロモード: ハイスピードシンクロ(最大1/8000秒)、先幕シンクロ、後幕シンクロ(ソニーグローバルシャッターでは最大1/80000秒)
- 露出補正: ±3(1/3ステップ)
- モデリングランプ: 明るさ調整:0~100%
- 表示パネル: タッチスクリーン
- 送信グループ: M、A、B、C(X5Cの場合はA、B、C、D)
- 受信グループ: A、B、C、D
- ID: 99(1-99)/OFF
- チャンネル: 32(1-32)
- 受信範囲: 最大80m(iT32とX5を離して使用する場合は最大20m)
- リチウムバッテリー: iT32:7.4V/900mAh、X5:3.8V/100mAh
- 発光回数: 約510回(1/1)
- シンクロコネクター: 3.5mmシンクロコード
- サイズ・重量: iT32:56×39×101mm / 169g、X5:32×32×27mm / 23g
ユーザーにとってのメリット:撮影の自由度と効率性の向上
GODOX iT32とX5ワイヤレストリガーの登場は、特に現代のフォトグラファーが直面する課題に対する強力なソリューションを提供します。
クロスブランド対応の恩恵
最大のメリットは、やはりそのクロスブランド互換性です。複数のメーカーのカメラシステムを使い分けているフォトグラファーにとって、これまで各ブランド専用のフラッシュを用意する必要がありました。しかし、X5トリガーを交換するだけで1台のiT32を異なるブランドのカメラでTTL撮影に利用できるため、機材の購入費用を抑え、持ち運ぶ機材の量を減らすことができます。これは、特にイベント撮影や旅行撮影など、機動性が求められるシーンで大きなアドバンテージとなります。
モジュラーデザインの利点
iT32とX5のモジュラー式デザインは、オンカメラとオフカメラでの使い分けを非常に容易にします。ホットシューに装着すればクリップオンフラッシュとして、X5を取り外せばオフカメラフラッシュとして、GODOXのワイヤレスシステムを通じて遠隔操作が可能です。この柔軟性は、様々なライティング設定を試したいクリエイティブなフォトグラファーにとって、表現の幅を広げるでしょう。
直感的な操作性とGODOXエコシステムへの統合
タッチスクリーンと物理ボタンの組み合わせによる直感的な操作性は、撮影中のストレスを軽減し、よりクリエイティブな作業に集中することを可能にします。また、GODOXの2.4GHzワイヤレス「X」システムは、既に多くのGODOX製品で採用されており、既存のGODOXユーザーであれば、iT32とX5を既存のシステムにスムーズに統合し、さらに高度なライティングシステムを構築できます。これは、GODOX製品の強みであるコストパフォーマンスの高さと相まって、ユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

こんなフォトグラファーにおすすめ
GODOX iT32とX5は、以下のようなフォトグラファーに特におすすめできます。
- 複数のカメラブランドを使用するハイブリッドシューター: キヤノンとソニー、ニコンと富士フイルムなど、異なるメーカーのカメラを使い分けている方にとって、フラッシュの互換性問題が解消されます。
- コンパクトで持ち運びやすいフラッシュを求める方: 旅行やスナップ撮影で、かさばる機材は避けたいが、高品質なフラッシュ撮影も諦めたくない方に最適です。
- GODOXのワイヤレスシステムを既に利用しているユーザー: 既存のGODOXフラッシュシステムに、さらにコンパクトで多機能なフラッシュを追加したい場合にスムーズに導入できます。
- 手軽にTTL撮影を始めたい初心者から、サブフラッシュを探しているプロまで: 直感的な操作性と手頃な価格で、幅広い層のフォトグラファーが恩恵を受けられます。
まとめ
GODOXの新しいカメラフラッシュ「iT32」とワイヤレストリガー「X5」は、そのコンパクトなサイズからは想像できないほどの多機能性と、特にクロスブランド対応という点で、写真撮影の現場に新たな風を吹き込む製品です。モジュラー式デザインによる高い汎用性と、GODOX「X」システムとの連携により、ユーザーはより自由で効率的なライティングを実現できるでしょう。手頃な価格設定も相まって、多くのフォトグラファーにとって魅力的な選択肢となることは間違いありません。今後のGODOX製品の進化、そして他社製品との競争の中で、iT32とX5がどのような存在感を発揮していくのか、注目が集まります。
情報元:PRONEWS

