Rokid GlassesがGoogle GeminiとChatGPTに対応!4つのAIモデルを切り替え可能に

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スマートグラス市場に新たな動きです。Meta Ray-Banの強力なライバルとして注目される「Rokid Glasses」の国際版が、無料のソフトウェアアップデートにより、Google GeminiとChatGPTへのネイティブ対応を果たしました。

これにより、ユーザーはDeepSeek、AlibabaのQwenを含む合計4つの主要な大規模言語モデル(LLM)を、単一のデバイス上で自由に切り替えて利用できるようになります。これは、複数のAIモデルを統合したスマートグラスとしては業界初の試みとなります。

4つのAIモデルを自在に切り替え

今回のアップデートは、既存のRokid Glassesユーザーに対して無料で提供されるもので、新たなハードウェアの購入は不要です。デバイスとクラウドのアーキテクチャにAIの頭脳が直接組み込まれており、タスクに応じて最適なAIシステムを選択できるのが大きな特長です。

  • Google Gemini: 迅速な翻訳や情報検索に強みを発揮する可能性があります。
  • ChatGPT: クリエイティブなブレインストーミングや文章作成に適しているかもしれません。
  • DeepSeek、Qwen: 中国発の先進的なAIモデルとして、特定の地域や言語ニーズに対応します。

このプラットフォームは、マルチモーダルなインタラクション(音声、視覚など複数の入力形式の組み合わせ)や、地域ごとの言語ニーズに合わせたリアルタイム翻訳もサポートしており、よりパーソナライズされたAI体験を提供します。

AIグラス競争における「選択の自由」の重要性

Rokidのこのオープンなアプローチは、MetaのRay-Ban Metaグラスとは対照的です。Metaは自社のハードウェアを独自のLlamaモデルに限定するクローズドな戦略を取っていますが、Rokidはユーザーが状況に応じて最適なツールを選べる「選択の自由」こそが重要だと主張しています。

市場でのRokid Glassesの勢いはデータにも表れています。Shangpu Groupが2024年11月から2025年10月までのAIディスプレイ搭載メガネのグローバル販売を追跡したデータによると、Rokid Glassesはこのカテゴリーで販売台数1位を獲得しています。また、クラウドファンディングでもKickstarterのスマートグラス部門で記録を更新し、日本のMakuakeプラットフォームでは1億円を突破した最速のメガネ製品となりました。

今後の展望

Rokidは、この動きが中国のテック企業がオープンな方向へと進む大きな流れの一部であると見ています。DeepSeekのオープンソース化はその一例です。Rokidにとって、西洋と中国のAIを統合することは、「中国のソリューションを世界に提供する」というビジョンを実現するための一歩であり、ユーザーが複数のAIエコシステムを使いこなす選択肢を求めるという彼らの賭けが、今後のスマートグラス市場の方向性を決定づけるかもしれません。

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