スマートリングの分野で大きな注目を集めているSamsungの「Galaxy Ring」。その利便性から期待が高まる一方で、海外のYouTuberがまさかのトラブルに見舞われたことが話題となっています。
Galaxy Ring、まさかのバッテリー膨張で病院へ?
事の発端は、テック系YouTubeチャンネル「ZONEofTECH」を運営するDaniel Rotar氏のX(旧Twitter)への投稿でした。彼は、装着していたGalaxy Ringが急に指から抜けなくなり、病院に行く羽目になったと報告しています。
原因は、どうやら内部のバッテリーが膨張したことにあるようです。バッテリーが膨らんだことで、リングが指にきつく食い込み、自力では外せない状態になってしまったのです。
さらに、彼はこのトラブルにより飛行機への搭乗も一時的に拒否されるという、予期せぬ二次被害も経験したと明かしています。これは、航空機内でのバッテリートラブルを懸念してのことでしょう。
バッテリー膨張はなぜ起こる?その原因とリスク
スマートデバイスに搭載されているリチウムイオンバッテリーは、ごく稀にですが、化学反応の異常や劣化によって膨張することがあります。これは、リチウムイオンがガスを発生させることによって起こる現象です。
通常、バッテリーは膨張しないように設計されていますが、過充電、高温環境での放置、経年劣化などが原因で膨張するリスクがわずかに存在します。今回のケースも、何らかの理由でバッテリーが膨張してしまった可能性が高いでしょう。
Samsungの対応と、もしもの時の対処法
この件に対し、Samsungの広報担当者は「顧客の安全が最優先」と述べ、YouTuberと直接連絡を取り、状況を確認しているとのことです。
また、万が一、リングが指から抜けなくなった場合に備え、以下のような対処法を推奨しています。
- 石鹸と水で滑りを良くする:指とリングの間に石鹸水をつけ、滑りやすくしてゆっくりと外します。
- 冷水に浸す:指を冷水に浸すことで、血管が収縮し、わずかに指が細くなるため、外れやすくなることがあります。
それでも外れない場合は、無理に力を加えず、速やかに医療機関に相談することが重要です。
まとめ|稀なトラブルだが、注意して使うことが大切
今回のトラブルは極めて稀なケースですが、スマートデバイスのバッテリー膨張はゼロリスクではありません。古いデバイスを長期間使用している場合は、バッテリーの状態をこまめにチェックしたり、適切にリサイクルすることも検討しましょう。
しかし、今回の件はあくまで一例であり、Galaxy Ring全体の安全性に問題があるというわけではありません。最新のデバイスは厳格な安全基準に基づいて製造されているため、過度に心配する必要はないでしょう。
Samsung側が提唱している、バッテリーが膨張した際の対処法として、石鹸や冷水を挙げていますが、通電とかは大丈夫なんでしょうか。
スマートリングは直接人体に接触しているので、そうした際にさらなるトラブルにならないかが非常に心配です。

