あのコンビニの恐怖がスクリーンに…!『夜勤事件』実写映画化が決定
2025年9月12日、国内外でカルト的な人気を誇るインディーゲームデベロッパーChilla’s Art(チラズアート)は、代表作の一つであるホラーゲーム『夜勤事件』の実写映画化を正式に発表しました。公開は2026年を予定しています。
監督には、ネット都市伝説を映画化し大ヒットを記録した『きさらぎ駅』の永江二朗氏を迎え、Jホラーの新たな傑作誕生に期待が高まります。
原作『夜勤事件』とは?日常に潜む恐怖を描き大ヒットしたホラーゲーム
『夜勤事件』は、2020年2月に発売されたウォーキングシミュレーター形式のホラーゲームです。多くのVTuberやゲーム実況者によってプレイされたことで人気が爆発し、チラズアートの名を広く知らしめました。
【あらすじ】 舞台は、寂れた住宅街にポツンと佇む一軒のコンビニ。主人公は、時給1300円という条件に惹かれ、深夜シフトのアルバイトを始めた女子大生。 見慣れた商品の廃棄作業、個性的な客への対応など、ありふれたコンビニの日常が、ある日を境に不気味な怪異へと姿を変えていきます。たった一人の店内で、彼女は逃げ場のない恐怖と対峙することになるのです。
人気の理由は、フォトリアルなグラフィックで描かれる**「日本のありふれた日常風景」に潜む、じっとりとした不気味さ**にあります。誰にとっても身近な「深夜のコンビニ」だからこそ、プレイヤーは主人公と自身を重ね合わせ、没入感のある恐怖を体験できます。
監督は『きさらぎ駅』の永江二朗氏!ネット発ホラーの第一人者
本作のメガホンを取るのは、映画『きさらぎ駅』や『真・鮫島事件』を手がけた永江二朗監督。インターネットの都市伝説を巧みなホラー演出で映像化し、高い評価を得てきた同監督は、まさに本作にうってつけの人物と言えるでしょう。
ゲームというメディアから生まれた恐怖を、永江監督がどのように実写ならではの臨場感と恐怖表現に昇華させるのか、大きな注目が集まります。
開発者と監督が語る映画化への熱い思い(公式コメント)
今回の映画化発表にあたり、原作者であるChilla’s Artと永江二朗監督から熱意のこもったコメントが寄せられています。
Chilla’s Art コメント
ついに!!! 「夜勤事件」映画化が決定しましたーーー!!! 2020年2月にゲームを発売したときは、まさか映画になるなんて夢にも思ってませんでした。 あの頃は「とにかく早く出して、みんなに遊んでもらえたらいいな」ってことだけ考えてたんです。 でも気づいたら本当にたくさんの人に遊んでもらえて、親しんでもらえて… そして今回、ついに映画化!! 本当に感慨深いです。 映画「夜勤事件」は、ゲームを遊んでくれた人も、まだ遊んだことがない人も楽しめる内容になると思います。 ぜひ公開を楽しみにしていてください!
永江二朗監督 コメント
何年も前から『夜勤事件』を実写化したいと思っていました。 そして、実写化するなら監督は私しかいないという強い想いでいました。 その念願が遂に叶いました! 徹底的にホラー演出と向き合い、突き詰めて監督しました。 深夜コンビニで起こる数々の恐怖は、きっと皆様の想像を超えていきます。
インディーゲームとしては異例のヒットを記録した『夜勤事件』が、実写映画化されるとのことです。
原作の持つ、日常が崩れていく不気味な恐怖がスクリーンでどのように描かれるのか、今から公開が楽しみですね。
個人的にはチラズアート独特のレトロな感じ(悪くいえばチープ)は再現されるのかが気になります。

